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M.A "SECOND LINE"

2022年08月16日 火曜日

沖縄土産のソバと超美味しいアップルパイ。

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今度から沖縄に行く人のお土産は、"なつのや"のアップルパイにしてください。笑

超オススメです。

そしてこれまた超オススメなのが明日発売のCD。

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SECOND LINE / M.A 

デザインの話の時に自分の仕事で付き合いの有る海外のデザイナーが、"Sampling is Art."って強く言い切っていた事が有るんですけど、本当にそう思います。
ヴィンテージ機材を使用してレコードからのみ切り抜かれた繊細で綿密に打ち込まれた様々な音と打ち込みによる唯一無二のグルーヴ感。
ロバートグラスパーやMADLIB、Damu the Fudgemunkレベルでヤバいと思っていて、DJ MUGGSとかアルケミストなんかの新譜のビーとより全然好きですね。
音の質感が全然違う気がするし、最近だと僕はジャズとか楽器を弾ける人が作っているビートとかが好きなんですけどまさにって感覚が有ります。

1人で様々な楽器を組み合わせていて、音程やコード進行、ビートの揺れなんかはもちろん。

ビートメーカーとして優れている人は、その人が作ったとすぐに分かる個性が必要だと思っていてM.Aの音楽はその独自性に溢れている気がします。
そんな人間が他の誰よりもストリートに通じている事。
レコード屋でレコードを買い、ビートを作り、ラップをして、レコーディング、ミックス、マスタリングまで自ら行う事がどれほど凄いかは想像も出来ません。
そして昨今多いフリースタイルでも書けそうなラップや30分で書けそうなラップとは違い、言葉選びや比喩表現に富んだリリックにラップも非の打ち所がないです。
レコ屋、ストリートショップ、地元でのプロップスが高いのとラップがヤバいのはその人の生き方と哲学が表れると思ってます。
別にだから褒めている訳でも無いんですけど、京都のラッパーの誰よりBENCHに足を運んでます。(レコ屋帰りに寄ってる)

宣伝やCDの取扱いの時しか寄らない人とは違って、本当にローカルを大事に活動してます。

僕は人生を賭けてこういう洋服屋をやっているので、同じ様に音楽に賭けているという人には同じ様に敬意を持って接してきて欲しいなと思うんですけど中々そういう風に感じる人は少ないし、そういう意味でも応援しているんですよね。

都合の良い時だけ協力を仰ぐ人とか自分さえ良ければ良いってメンタルの人が実際多いのに歌詞では立派な事言ってる人も多いですしね。笑
サブスクには無い、絶対に買って聴いた方が良い1枚デス。

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プロデューサーM.A/ラッパーMOTO ACCE(モトアクセ)によるセカンドアルバム"SECOND LINE"の発表。
前作"ICIN"に引き続き今回もM.Aの代名詞とも言えるレコードサンプリングを基調とした音作りは、常にクールで綿密に編み込まれていて、温かい音像の中に以前より艶感や響きの豊潤さが増しているように感じた。それは機材の変化や仕上げ(ミックス・マスタリング)の違いによる所が影響している様に思うが、尺八:NUMABARA、鍵盤:KUGE-SUNの生楽器も随所に使用されていて、至極ミニマルなトラックもあれば、和楽器が入って現行の和JAZZ HIP HOPてな感じに聴こえるものもあり、今作でもアップデートされたM.Aの世界観が楽しめる。
そして取り上げるべき要素として重要なのはアルバムの構成で、インスト曲とラップ曲が交互にやって来る。情景が湧き上がって来る様なシブいインストから、ブルージーなソロ曲やBONG BROSの面々が登場して来る感じは、M.Aが監督する京都の街のサントラを聴いてるような感覚で、そういう仕掛けもM.Aというラッパー/プロデューサーの人柄が表現されていて面白かった。
それからタイトルの"SECOND LINE"にはソロ2作目だとかいくつか意味が掛かってる気がするが、音楽の世界でのセカンドラインとはアメリカ南部ルイジアナ州ニューオーリンズ(NEW ORLEANS)で産まれた、ブラスバンドを伴う演奏スタイルで、シンコペーションしたグルーヴが最高なんですが、(⑧"GRIS GRIS〜オレンジの悪魔〜"はもろにセカンドラインのブラスバンドを使用したダンストラック!)どうやらこのニューオーリンズが裏のテーマになっていて、リリックやサンプルネタに散りばめられている。何を隠そう僕はニューオーリンズのFUNK辺りからドハマりしてアラン•トゥーサンやDr.ジョンやらミーターズ...etc...色んなニューオーリンズのレコードをM.Aと聴かせあってきた経緯があるから正直めちゃくちゃ嬉しかった。
でもなぜ南部のニューオーリンズに焦点を当てたのかを考察してみると、JAZZ発祥の街であったり、ほっこりとした音の質感にも通じるものが有るが、1番ピンと来た点はやはりシンコペーションしたビートのノリではないだろうか?ニューオーリンズのリズムには独特のシンコペーションがあって、50〜60年代にアメリカ南部のラジオがメキシコ湾からカリブ諸国までかろうじて届いていて、劣化した音をなんとか聞き取って我流に解釈され進化していったのがジャマイカのSKAやROCK STEADYになっていったと言う逸話もある。
少し脱線してしまったが、M.Aも緻密なシーケンスとシンコペーションさせたビートを用いて、プログラミング(打ち込み)なのに極めて生っぽいビートを編み出している。要するにニューオーリンズの音楽とM.Aのビートには親和性があったと言う事だと思っている。そんな遊び心とリアリズムが混在し、色んな国の音楽を煮込んで作るM.Aのガンボを是非ご賞味頂きたい。
文:P.E(BONG BROS)

MVもかっこよくてナイスですね〜

是非聴いてみて下さい〜

NZA

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